sueko14
ブログ一覧に戻る

ショーシャンクの空に:レッドの精神的成長と真の主人公

2025/3/1

ショーシャンクの空に:レッドの精神的成長と真の主人公

仮釈放審議の転換点

「ショーシャンクの空に」を見てると、終盤でレッドが仮釈放審議に通った理由について考えさせられる。 物語の序盤と中盤、レッドは仮釈放審議で「更生したか」って聞かれると、いつも同じように答えてた。

「更生しました。もうしません。生まれ変わりました」

でも、アンディが脱獄した後の審議では、レッドの答え方がガラッと変わる。

「あんたたちが聞きたいのは、俺が後悔してるかどうかだろ?後悔しない日など一日もない。あの時の俺は、恐ろしい罪を犯したバカな若造だった。そいつにまともになれって言って聞かせたい。でも出来ない、何故ならもうここにあの若造はいないからだ。ここにいるのは取り返しのつかないことをしてしまったと悔やむ一人の老人だけだ。もう取り返しはつかない。更正なんてただの言葉に過ぎない。書類に不可の判を押して終わりにしてくれ。正直言って、仮釈放なんてもうどうだっていいんだ。」

この言葉を言った後、レッドは仮釈放OKをもらった。彼の答えには、それまでとは全然違う、もっと深い自分との向き合い方が見えてた。

レッドを変えたもの

じゃあ、何がレッドをここまで変えたのか? それはアンディとの出会いだ。アンディはずっと「希望」を大事にする人だった。

  • ハーモニカを、音楽をやっていたことを大事にしろと言ってくれたこと
  • 図書館を良くしようとしたこと
  • ジワタネホでホテルを開きたいって夢
  • 「600年かかる」って言われたトンネル掘りを20年弱で成し遂げた粘り強さ

アンディが希望について話すたび、レッドは「希望なんか持つもんじゃない」って否定してた。 でも、アンディは口だけじゃなくて、実際に希望を現実にしてきた。

本当の内省

アンディが脱獄した後、レッドはこんなこと言ってる。

「俺たちの仲間はよくアンディの話をした。いろんな逸話があった。時々寂しくなる。アンディはいない。自分に言い聞かせた。かごの中に閉じ込めちゃいけない鳥もいるんだ。羽根が美しすぎる。自由になった時、自由になってよかったと喜ばなければいけないんだ。とはいっても、鳥が飛び去った後の世界はくすんでわびしい。要するに俺はアンディに会いたかった」

このセリフには、アンディへの憧れと自由に対する共感がめっちゃ出てる。 レッドは「アンディが自由になれて嬉しいはず」っていう建前と「実際は会いたくて寂しい」って本音をちゃんと分けて考えられるようになったんだ。 この経験があって、レッドの「更生」に対する考え方が変わったんだと思う。表面的な「もう悪いことしません」っていうアピールじゃなくて、本当の意味での内省——過去の過ちを認めて、取り返しのつかないことをした後悔と一緒に生きていく覚悟——を持つようになった。

本当の主人公はレッド

パッと見ると、この映画の主人公はアンディに見えるかもしれない。でも、実はレッドが本当の主人公なんじゃないかな。 アンディは自由と希望のシンボルで、周りに影響を与える「ヒーロー的」存在だよね。でも、レッドは映画全体の語り部だし、彼の心の成長が映画の真ん中にあるテーマなんだ。 堅苦しくて希望のない環境にいる年寄りが、ヒーロー的な人に影響されて成長していく姿——それがこの映画が伝えたかったことなんじゃないかな。 みんな自分の人生に「アンディ」みたいな人を求めている。 希望を持ち続けて、それを実現するために行動する人。 そして、そんな人に出会うことで、自分自身も変われるってことを、この映画は教えてくれてると思う。